45歳の野中悠樹は判定負け「上は目指せない」 日本スーパーミドル級王座決定戦

2023年06月10日 17:21

格闘技

45歳の野中悠樹は判定負け「上は目指せない」 日本スーパーミドル級王座決定戦
日本スーパーミドル級王座決定戦で帝尊康輝(左)と対戦した野中悠樹 Photo By スポニチ
 【ボクシング3150FIGHT SURVIVAL vol.5 ( 2023年6月10日    エディオンアリーナ大阪第2競技場 )】 第8試合で日本スーパーミドル級王座決定戦が行われ、同級1位で45歳の野中悠樹(渥美)は同級2位で元東洋太平洋ミドル級王者の帝尊康輝(30=一力)に判定0―3(93―97×2、92―98)で敗れた。自身が持つ男子最年長のJBC(日本ボクシングコミッション)公認タイトル獲得記録(41歳2カ月)の更新ならず。試合後の野中はうなだれた。
 「相手の何でもないジャブを不用意にもらって、さばききれなかった。それがジャッジには印象が悪かったのかなと思う。自分でも打ち急いだり、見過ぎてしまったり。全体を通して、もう少しバリエーションを増やせればよかった」

 3回と5回に左ストレートをクリーンヒットしたほか、ジャブを細かく突いて攻勢をかける場面はあった。しかし自身の右や、左の打ち終わりに左ストレートを合わせられるシーンが何度もあり、劣勢が続いた。

 野中は22年7月に能嶋宏弥(薬師寺)に6回TKO負けして、WBOアジアパシフィック(AP)ミドル級王座3度目の防衛に失敗し、今回が再起戦でプロ50戦目の節目だった。戦績は35勝(10KO)12敗3分け。“世界一あきらめの悪い男”として、常に「世界タイトルを目指す」と公言してきた。この敗戦にショックを受けたようで「あの選手に勝てないなら、上は目指せない」と弱音を吐いた。今後について「まだ(気持ちを)整理できていない。壮絶なKO負けなら(現役続行は)ダメだろうと思っていたけど。ちょっと、まだどうこうとは言えない」と進退を明言しなかった。

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