ボクシング男子51キロ級準決勝で坪井智也(自衛隊)がドゥスマトフ(ウズベキスタン)に判定で敗れ、銅メダルとなった。今大会では2位までに与えられる来夏のパリ五輪出場権の獲得はならなかった。
坪井は今大会でのパリ五輪出場権獲得はならず「距離感だけしっかりしていれば負けなかった。自分のふがいなさにがっかり」と視線を落とした。5月の世界選手権で敗れた相手に、リーチで上回る坪井は距離を取り「疲れさせたところを仕留める」プランだったが、距離が近くなり強打を浴びた。バンタム級で21年世界選手権を制した27歳の実力者だが、五輪出場はまだない。「諦めなければ絶対、五輪に行ける」と残る予選大会へ立て直しを誓った。