尚弥 ファイトマネー“10倍増”も 経済改革経て潤うサウジのスポーツ界
2023年12月28日 04:48
格闘技
サッカーでは今年1月にポルトガル代表FWのC・ロナウドを獲得したアルナスルなど、強豪4クラブを政府系ファンドが6月に買収。圧倒的な資金力を背景に、今夏はフランス代表FWベンゼマ、ブラジル代表FWネイマールらが加わった。
また34年W杯はサウジ開催が決定的となっている。男子ゴルフでは、やはり政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIVゴルフ」が22年6月に開幕し、フィル・ミケルソン(米国)ら大物選手が参加している。
▽ボクシングの高額ファイトマネー 15年5月の世界5階級制覇のメイウェザー(米国)が6階級制覇のパッキャオ(フィリピン)に判定勝ちしたWBA・WBC・WBO世界ウエルター級王座統一戦が史上最高とされ、視聴ごとに課金されるPPV(ペイ・パー・ビュー)の売り上げを含めてメイウェザーが2億1000万ドル(当時約252億円)、パッキャオが1億5000万ドル(同約180億円)を受け取ったと伝えられている。日本人関連では、昨年4月のミドル級王座統一戦の村田諒太(帝拳)―ゴロフキン(カザフスタン)が総額20億円とされる。