村田諒太氏「ラウンド全般で動けないのは…」 拳四朗が壮絶な打ち合い制して防衛成功も気になる点を指摘

2024年01月23日 22:15

格闘技

村田諒太氏「ラウンド全般で動けないのは…」 拳四朗が壮絶な打ち合い制して防衛成功も気になる点を指摘
村田諒太氏 Photo By スポニチ
 WBC&WBA世界ライトフライ級タイトルマッチが23日、エディオンアリーナ大阪で行われ、統一王者の寺地拳四朗(32=BMB)がWBA1位の指名挑戦者でWBC2位のカルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)を判定2-0で下し、WBC4度目、WBA3度目の防衛に成功した。
 同日独占ライブ配信した「Prime Video Presents Live Boxing 6」で解説を務めた元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏(38)は試合後に拳四朗の気になる点を指摘した。

 最初にダウンを奪ったのは寺地。2回に相手の左フックに合わせて、カウンター右フックでダウンを奪った。しかし3回に寺地の右に合わせて、カニサレスが右ストレートをカウンターでダウンを奪い返した。その後も壮絶な打ち合いの展開になった。

 8回終了時点の公開採点では1人がドロー、2人が寺地2ポイントリードだったが、その後もカニサレスの猛攻をしのいで、対日本選手2勝1分けの難敵カニサレスに判定で勝利。世界戦勝利数は具志堅用高と並んで日本歴代3位の14勝に到達した。具志堅の世界王座連続防衛13度は今も日本記録。寺地はかつて目指した記録とは違う形でレジェンドに肩を並べた。

 村田氏は「こんな試合を見れることはない」と接戦を制して大きい部分もあったが気になる部分があったという。「ラウンド後半に攻められるときが多かったので、ラウンド全般で動けないのは減量の影響かなと思います。最後に足が動き切らなかった」と指摘した。

 最後2ラウンドはセコンドの指示を聞き、足を使ってポイントを取っていた。「セコンド陣がちゃんと指示して、チームの勝利が拳四朗の勝利となりました」と称えた。

 「この結果なら階級を上げるかもしれないですし、3団体、4団体となるかもしれないです。どちらにしても目が離せない」と今後を楽しみにした。

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