プロレスラー・吉江豊さん急死 50歳 故郷での試合後に控室で体調急変 救急搬送も帰らぬ人に

2024年03月10日 22:53

格闘技

プロレスラー・吉江豊さん急死 50歳 故郷での試合後に控室で体調急変 救急搬送も帰らぬ人に
吉江豊さん Photo By スポニチ
 全日本プロレスは10日、プロレスラーの吉江豊さんが死去したと公式サイトで発表した。50歳だった。
 吉江さんはこの日、群馬・高崎市のGメッセ群馬メインホールで開催された全日本の大会に出場。第3試合のタッグマッチで井上凌と組み、崔領二&大森北斗組と対戦した。全日本の発表によると、試合直後に体調が急変し高崎市内の病院へ緊急搬送されたが、帰らぬ人となった。死因などについては公表されていない。

 公式サイトでは「本日開催の高崎大会に出場しておりました吉江豊選手が、2024年3月10日にご逝去されました」と発表。「吉江豊選手は、試合終了後に控室に戻った後、体調が急変し、高崎市内の病院へ緊急搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となりました。吉江豊選手のご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます」と記した。

 吉江さんは、群馬県前橋市出身。150キロ超の巨体を生かし、圧殺ファイトでファンを魅了した。

 1994年に新日本プロレスに入門。98年に行われた長州力の引退試合では、5試合連続シングルマッチの対戦相手の1人だった。海外修行を経て、03年には棚橋弘至とのタッグでIWGPタッグ王座を獲得した。

 2006年に新日本プロレスを退団。05年には「無我ワールド・プロレスリング」のプレ旗揚げに参戦、07年に新団体「ドラディション」で活躍。08年にはボノちゃんと巨漢タッグを結成したこともあった。その後、一度フリーとなり、ケガを乗り越えて13年、全日本に復帰した。

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