大橋会長、武居vs比嘉は「やらない手はない」「人気広げるのはこういう試合」あえて難敵の挑戦受ける

2024年07月16日 15:50

格闘技

大橋会長、武居vs比嘉は「やらない手はない」「人気広げるのはこういう試合」あえて難敵の挑戦受ける
<井上尚弥会見>比嘉大吾との防衛戦が決まった武居由樹はベルトを手にファイティングポーズ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 ボクシングの大橋ジムは16日、都内のホテルで会見を開き、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋、27勝24KO)が9月3日、東京・有明アリーナで元IBF同級王者テレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(37=アイルランド、26勝20KO4敗)を相手に2度目の防衛戦を行うと発表した。WBO世界バンタム級王者・武居由樹(27=大橋、9勝8KO)が元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(28=志成、21勝19KO2敗1分け)の挑戦を受ける初防衛戦とのダブル世界戦となる。
 武居は指名試合とはいえ、初防衛戦で15連続KO勝利の日本記録を持つ元世界王者・比嘉を挑戦者に迎える。大橋ジムの大橋秀行会長は「こっちも望むところ。第三者から見ると凄く面白い試合。お互いパンチがあって好戦的で、やらない手はないですよね」とマッチメークを説明。イージーではない相手をあえて選んだが、「そこがボクシングの面白さ。人気を広げていくのはこういう試合。(ジム側が)あんまりやりたくない試合というのが、実は周りから見れば面白いじゃないですか。そこは自覚している」とボクシング界にとって必要な対戦と強調した。

 有明アリーナ興行はアンダーカードも豪華で、”セミセミ”のWBAスーパーライト級挑戦者決定戦12回戦ではWBA同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)と同級7位の平岡アンディ(大橋)が対戦する。また、東洋太平洋ウエルター級王者・佐々木尽(八王子中屋)が同級10位カミル・バラ(オーストラリア)相手に防衛戦を行い、第1試合では日本スーパーバンタム級王者・下町俊貴(グリーンツダ)が日本ユース同級王者の津川龍也(ミツキ)と対戦と、5試合全てがタイトルマッチとなる。

 アンディ平岡はWBA暫定王者バロッソへの”世界挑戦”ではなく、挑戦者決定戦にとどまった。一時はベルトを乱発していたWBAは暫定王者の廃止を目指しており、暫定王者は正規王者との統一戦優先で防衛戦を認めていない。大橋会長は「WBAはダメなんですよ、WBCはOKだけど。そこはルールを守るのが当然のことなんで。守って挑戦者決定戦になった」と解説した。

おすすめテーマ

2024年07月16日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム