宇多田ヒカル 母になり変わったお祝いごとへの価値観「私がちょっと苦手でも、子供のために…」
2024年04月20日 21:29
芸能
番組MCで、インタビューの聞き手を務めたフリーアナウンサー有働由美子とのインタビューでは、収録曲の「Electricity」の歌詞についての話題に。宇多田は「観光なのか出稼ぎ人なのか、地球に来ている宇宙人2人が地球で出会う恋物語」と、楽曲の設定を説明した。
有働からは、歌詞について聞かれた。「I just wanna celebrate with you.(ただお祝いしたいだけなんだ)」という部分で、「あれの“with you”は…誰?」という質問だった。
宇多田によると、レコーディングの最終段階で、滑り込みで入れたフレーズだったという。「最後の最後に、ミックスも終わったくらいの段階で、ロンドンに来てくれていたレーベルのスタッフも帰っちゃった(帰っている)最中に、私が“ちょっと追加したい”って、録って渡したボーカルを送ってというくらい、ギリギリ最後に出てきた」。“you”については、「みんなでお祝いしたいなって」という意味だと説明した。
そこには、お祝いごとに対する価値観の変化があったという。「子供のころから、誕生日パーティーで落ち込んじゃって、隅っこでこう…。何か雰囲気が苦手だったんです」と告白。「大勢が一緒ににぎやかにしていて、パーティーとかしている状況で、しゅ~ってなっちゃって、引いちゃうみたいな」とも打ち明けた。
15年には第1子の出産を報告。母になってから、その気持ちに変化が生じたという。「子供ができて、お祝いごとが大好きだから、私がちょっと苦手でも、子供のためにクリスマスとかいろんな誕生日とかパーティーってなって、あれ?祝うのも悪くないなとちょっとずつ思えてきて」。そんな中で生まれた、「みんなでお祝いしたい」のフレーズだと明かした。