北村匠海 喜び100倍!!25年「あんぱん」で悲願の朝ドラ初出演「憧れは、しょくぱんまん」

2024年04月27日 05:00

芸能

北村匠海 喜び100倍!!25年「あんぱん」で悲願の朝ドラ初出演「憧れは、しょくぱんまん」
フォトセッションで「アンパ~ンチ!」とポーズを決める今田美桜と北村匠海(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 2025年前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」に俳優の北村匠海(26)の出演が決まり、東京・渋谷の同局で26日、会見が行われた。演じるのは国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家の故やなせたかしさんをモデルとする柳井嵩。「自分の憧れは、しょくぱんまん」と同作への強い愛を爆発させつつ、念願の朝ドラ初出演を喜んだ。
 ヒロインの今田美桜(27)が「たかしさ~ん」と呼びかけると、やや緊張した面持ちで北村が姿を現した。「この日を迎えるまで、凄く長い間緊張していました。長い期間、1つの役と向き合う時間を、みんなと過ごせたら」と作品に懸ける思いを明かした。

 「あんぱん」は、やなせさんと妻の故小松暢(のぶ)さんを題材にした作品。朝ドラは過去にオーディションを受けたがかなわず、「朝に僕の顔は合わないんじゃないか」と悩んだこともあった。ただ日頃から「10分後に死ぬかもしれないから、今を大切に生きなければ」という死生観を持っており、その思いをバンド「DISH//」でのライブMCなどで発信してきた。制作統括の倉崎憲氏は「そんな姿が、やなせさんの人生哲学と通じる部分があった」とオファーの経緯を明かした。

 北村にとって「アンパンマン」はかけがえのない作品。「保育園でなじめなかった時、アンパンマンに助けてもらっていた」と回想。中でもお気に入りは、アンパンマンの頼れる味方しょくぱんまん。紳士的な振る舞いも魅力の一つ。実は作品屈指の二枚目という設定でもある。北村は「人生で初めて格好良いと思った存在でした」と振り返った。

 主人公の懐刀として常に寄り添うしょくぱんまん。敵役のドキンちゃんからも恋い焦がれられる存在だ。くしくも今田が一番好きなキャラクターがドキンちゃん。北村は「やなせさんが表現した人の弱さや強さ。それを敏感にキャッチして伝えていければ」と大役への意気込み。今回6度目の共演となる今田を傍らで支えつつ、ドラマを通じて愛と勇気を届けていくことを誓った。(吉澤 塁)

 ≪「まんぷく」以来“妻に焦点”≫著名人の妻を主人公にした作品は、これまでも制作されてきた。「ゲゲゲの女房」は、「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげるさんの妻・武良布枝さんの自伝が原作。夫を献身的に支える姿が感動を集めた。「チキンラーメン」を開発した日清食品の創業者・安藤百福さんの妻仁子さんがモデルの「まんぷく」は、戦後の大阪で生き抜く夫婦の姿が支持された。最終回では「チキンラーメンを食べながら見た」という投稿がSNSに相次いだ。

 ◇北村 匠海(きたむら・たくみ)1997年(平9)11月3日生まれ、東京都出身の26歳。08年にフジテレビ「太陽と海の教室」でドラマデビュー。17年の映画「君の膵臓をたべたい」では、日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞。「DISH//」ではボーカルとギターを担当。趣味は古着屋巡りなど。

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