HYBE、第2四半期は過去最高の売上高を記録!下半期にはBTS ジンのアルバム発売も

2024年08月07日 12:30

HYBEが8月7日、2024年第2四半期に連結ベースで6,405億ウォン(約675億円)の売上高を記録したことを発表。これまでの最高記録である昨年第2四半期(6,210億ウォン=約661億円)を上回る業績となり、過去最高の四半期売上を更新した。

上半期基準では、合計1兆14億ウォン(約1,055億円)を記録。昨年の1兆316億ウォン(約1,100億円)に続いて、2年連続で上半期売上高が1兆ウォンを突破し、BTSが兵役義務を履行する過程でグループ活動がない中で成果をあげた。

過去最高となった第2四半期の業績は、アルバム(CD)を含む直接参加型の売上(4239億ウォン=約451億円)が牽引。昨年下半期から傾向が始まったK-POP市場全般のアルバム販売減少の中でも、HYBEが擁する主要アーティストがリリースするアルバムが相次いで好評を得て、直接参加型の売上は昨年と同様の水準を維持した。

直接参加型売上の中で最も大きな割合を占めるアルバムの売上高は、第2四半期2495億ウォン(約266億円)となり、前年同期比で1.5%上昇している。上半期のHYBE MUSIC GROUPアーティストのアルバムは、韓国国内アルバム販売量全体の34%を占める合計1500万枚以上が販売された。アルバムだけでなく音源部門も好調で、Spotifyによると、上半期に韓国を除く全世界で最も多くストリーミングされたK-POPの上位10曲のうち8曲がHYBE MUSIC GROUPアーティストの音楽であることが知らされた。

所属アーティストたちの活躍は、各種チャートで目覚ましい成果として現れ、上半期の米ビルボード「HOT100」に5曲、「ビルボード200」には計12作品のアルバムがチャートインしている。また、米国内のアルバム販売量トップ10には、計3組がランクイン。世界第2位の音楽市場である日本でも、「オリコン2024上半期アルバムランキング」に計5組が名を連ねた。

グローバルファンプラットフォームWeverseの重要業績評価指標(KPI)も上昇傾向を見せており、第2四半期の平均MAU(月間アクティブユーザー数)は、前四半期比4%成長となる約960万人だった。アーティストのリリースやweverseで新規コミュニティ開設するアーティスト数の増加がMAU増加に影響していると考えられる。

特に、BTS(防弾少年団)のジンの除隊とBTSの「2024 FESTA」を記念して多くのファンがweverseを訪れ、6月のMAUは1000万人を突破。また、アーティストとのメッセージのやり取りが楽しめるサービス「weverse DM」がさらに活性化し、weverse内のデジタル支払い方法である「Jelly」のチャージも増加した。第2四半期のweverseの課金ユーザー当たりの平均金額(ARPPU)と決済金額はサービス開始以来、最高値を記録してる。

第2四半期連結基準の営業利益は、前年同期比37%減の509億ウォン(約54億円)となった。営業利益の減少は、様々な新事業の本格的なローンチにより初期費用が発生したことに加え、新人アーティストのラインナップが拡大された点が影響した。

具体的には、4月2日にサービスを開始したパブリッシングゲーム「星になれ ヴェーダの騎士たち」の初期マーケティング費用、6月にバイナリーコリアがオープンしたクリエイターファンダムプラットフォーム「THEUS」、SupertoneがリリースしたAI基盤のリアルタイム音声変換サービス「Shift」、HYBEラテン法人をはじめとした新規事業部門で発生する運営費などが反映されている。HYBEは、持続可能な成長のために「テクノロジー基盤の未来成長事業」分野に投資を進めているという。事業は当初の計画通り順調に進んでおり、第3四半期はアーティストのグローバルな活動が多数予定されていることから、収益性が改善されると予想される。

下半期にも所属アーティストたちの精力的な活動を予定しており、BTSのジンは下半期中にソロアルバムを発表する予定で、SEVENTEENは新しいアルバムと韓国・米国・日本を巡るワールドツアーを通じて全世界のファンと会う。ENHYPENは、デビュー以来初めて「THE CITY」が開催されるジャカルタ公演に加えて、日本2都市でのアンコール公演も控えている。LE SSERAFIMは、8月30日に4thミニアルバム「CRAZY」でカムバックする。また、NewJeansは来年のワールドツアー開催を予告し、グローバルファンから期待を集めている。

HYBE CEOのイ・ジェサンは「2024年下半期は、新しいリーダーシップを中心とした新しい時代の始まりとして、音楽、プラットフォーム、テクノロジー基盤の未来成長事業の育成を通じて、中長期的な成長の礎を築く時期」とし、「HYBEは本質的な能力をさらに強固にし、変化する市場環境を考慮した未来のIPおよび未来のファンダムビジネスモデルを設計していく」と述べた。

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