中村錦之助、隼人 10年ぶり親子で全国巡業 隼人は素顔であいさつの苦労も語る
2024年08月07日 12:38
芸能
錦之助が「引窓」を息子の隼人と演じるのは初めて。「いつか2人で引窓ができればいいなと思っていましたが、こんなに早く夢がかなうとは思っていませんでした」としみじみと語った。
隼人は今回の公演で前説として素顔であいさつも行う。「新春浅草歌舞伎」で行われるお年玉ごあいさつにヒントを得たもの。このあいさつは毎年1月行われる同公演で実施しており、俳優が上演前に素顔で行っている。
「失敗してしまったかなと思うのが、浅草歌舞伎では大体、次の演目に出ていない人、出番までに30、40分時間がある人があいさつをやります。でも私には(間の時間が)10分少々しかございません。間に合わなかったら申し訳ございません」と冗談めいた口調で語った。
錦之助はあいさつには参加しないものの「(出られないのは)準備が大変なんです。アメフトの防具くらい着込まないといけないので、11月で良かったです。いつも上演している9月の暑さに、あれを着ていたら2回公演できません」と苦笑いしながら述べた。