迫力増して帰ってきたソニック 堀井師「もう一度走らせてあげたい」

2016年03月04日 05:30

競馬

 【東西ドキュメント・美浦=3日】春本番近しの好天。「哲ちゃん、ついに帰ってきましたよ」。堀井師の声に小田は胸騒ぎを覚えた。13年5月ダービー3着後、脚部不安で約2年10カ月間、戦列から離れているアポロソニックが美浦に帰ってきたのだ。
 2日に帰厩。3日は早速馬場へ。美浦で調教するのは13年セントライト記念(回避)の前の9月上旬以来で実に2年半ぶりだ。3歳時も凄かったが、迫力はさらに増した。「今、体重は580キロ(ダービーは536キロ)近く。もともと素晴らしい馬だったけど、凄い体になってきた。でも決してボテッとした感じはしない」。聞けば、帰厩直前は美浦近郊で1日当たり約5000メートル乗り込んだという。

 一緒にダービーを走った1着キズナ、2着エピファネイアは既に引退。サラブレッドの世界は過酷で厳しい。「もう一度走らせてあげたい。脚元がこのまま無事で…」と指揮官は祈る思いで言葉を続けた。復帰すれば、1000万条件からの再出発。小田はその動向を長い目で見守りたいと思った。

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