【シルクロードS】ユタカが導いた!ダンスディレクター連覇達成

2017年01月30日 05:30

競馬

【シルクロードS】ユタカが導いた!ダンスディレクター連覇達成
<京都11R・シルクロードS>記念撮影に納まる武豊騎手ら Photo By スポニチ
 京都の「第22回シルクロードS」は武豊騎乗のダンスディレクターが連覇。高松宮記念(3月26日、中京)の優先出走権を獲得した。
 持ち味を最大限に生かす天才の騎乗ぶり。ダンスディレクターと2度目のコンビだった武豊は後方待機策。直線で馬群をさばいて外に出すと、目の覚めるような末脚で差し切った。当レース史上初の連覇。年明けのスポニチ賞京都金杯に続く、今年重賞2勝目を挙げた名手は「ラストはいつもいい脚を使うし、最後の直線に懸けたらよく伸びてくれたね。この距離と京都は合う」と涼しい顔で振り返った。

 課題のスタートは五分に出たが、迷わずポジションを下げた。「道中は無駄に動かないようにと決めて乗った」と鞍上。後方2、3番手で脚をタメ、直線に入ると馬群をさばいて外に出した。上がり3Fは最速33秒1。先に抜け出していたセイウンコウセイを捉えると、ゴール前は流す余裕を見せる快勝劇。笹田師は「ジョッキーの判断であそこまで下げたが、下げ過ぎかなと思ったね」とヒヤヒヤ。「うまく内からさばいてくれたし、前走(阪神C4着)よりよく伸びてくれた」と絶賛した。

 体質が弱くデビューも3歳の6月だった遅咲きホース。骨折などで休養を余儀なくされることもあった。昨年も高松宮記念のレース当週に、深管の骨瘤(りゅう)で回避。能力はありながらも、これまで順調にG1を使えなかった。「昨年は残念だった。その分も何とかしたい」と指揮官。この後は高松宮記念(3月26日、中京)に直行。武豊はドバイ遠征するため本番では乗り代わるが、笹田師は「浜中が空けば戻すかも」と明かした。くしくも浜中の騎乗予定だったミッキーアイルはこの日、電撃引退を発表。かつての主戦とのコンビ復活も実現しそうだ。

 ◆ダンスディレクター 父アルデバラン2 母マザーリーフ(母の父サンデーサイレンス)牡7歳 栗東・笹田厩舎所属 馬主・太田珠々子氏 生産者・北海道新ひだか町藤原牧場 戦績21戦7勝 総獲得賞金2億2436万円。

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