G1に昇格した大阪杯を制したキタサンブラック(牡5=清水久)はレースから一夜明けた3日朝、栗東の馬房でゆったり静養した。辻田厩務員は「ニンジンを催促するようなしぐさもあって、いつもと同じような感じです」と安どの表情を見せていた。
年度代表馬として挑んだ今年初戦で貫禄の走りを見せ、北島三郎オーナーは年内での引退を撤回した。同厩務員も「体はまだ元気だしね」と歓迎する。今後は予定通りに天皇賞・春(30日、京都)連覇を目指すことになる。「いったん放牧に出すかは様子を見てから。ジャパンC(1着)を“10”とすれば、まだ余裕はある。うまく持っていければ」とG1連勝に向けて気を引き締めていた。