【NHKマイルC】近年はNZT組が優勢も皐月賞着外組が波乱演出
2017年05月05日 14:02
競馬
前走別で過去10年を紐解くと、前哨戦ニュージーランドT(G2)組が4勝でトップ。次いで毎日杯組、桜花賞組が2勝。皐月賞組、アーリントンC組が1勝で続く。
最多勝のニュージーランドT組では勝ち馬ジョーストリクトリに注目だ。武豊騎手、清水久師と先週天皇賞・春を制したキタサンブラックのタッグが今週も実現。W2週連続G1勝利となるか。他にも3着のボンセルヴィーソ、5着タイムトリップ、7着タイセイスターリー、10着ナイトバナレットが参戦する。
桜花賞組も侮れない。4着・カラクレナイを筆頭に、「怪物の娘」ミスエルテも参戦。5着だった関東馬・アエロリットも東京コースに替わるのは好材料だ。同じく過去2勝の毎日杯組のガンサリュートは3分の2の抽選を突破しての参戦。強運も味方に3歳マイル王の座を狙う。
皐月賞組のプラチナヴォイス、アウトライアーズ、トラストは3頭とも二桁着順に敗れての参戦(プラチナヴォイスの10着が最高)。しかし過去10年で馬券になった皐月賞組は6頭のうち5頭が掲示板外からの巻き返し。人気の盲点になる傾向があり狙い目だ。
アーリントンC組は2頭。2着レッドアンシェルは休み明けを叩いて上昇気配。7着キョウヘイは2走前のシンザン記念で皐月賞1、2着馬のアルアイン、ペルシアンナイトをまとめて負かした実績がある。
過去10年で2桁人気の馬が10頭も馬券に絡む“荒れるG1”「NHKマイルカップ」。今年は主役不在で混迷を極める一戦となりそうだ。