【NHKマイルC】未知の条件覆し“プラチナ級配当”を期待

2017年05月05日 05:30

競馬

【NHKマイルC】未知の条件覆し“プラチナ級配当”を期待
厩務員に甘えるプラチナヴォイス Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント=4日】追い切りを吟味し、出走メンバーも確定。いよいよ本命候補を絞り込む作業が始まった。オサムが気になっているのは皐月賞でも◎を打ったプラチナヴォイス。追い続けるべきか、潔く“捨て”か。
 いまだに余韻が残る。心打たれたのは最終追い切り。皐月賞から中2週ながらCWで気迫の3頭併せ。6F82秒4〜1F12秒3はなかなか出せない時計だ。ダメージが少なく、回復が早かったことが分かる。踏み込んだ仕上げはイチかバチかの賭け。木曜朝、鮫島師は一つの山を乗り越えた、安どの表情だった。

 「今朝も落ち着いていい雰囲気。獣医さんに診てもらったけど、いい仕上がり、いい状態だと言ってもらった」と胸をなで下ろし、「ダービーは考えてないから」と、ここが春の最終目標になることを明かした。

 残る課題はマイル戦への距離適性と初めて経験する左回り。この2点に関しても指揮官は前向きだ。

 「京都の千八でレコードを出すような馬だからね。スピードがあるしマイル戦は合うと思う。前走後に左回りに2回入れたけど全然問題なかった。今回はブリンカーを外すけど、まさか外ラチまで行ってしまうこともないだろう」と笑った。

 乗り代わりも一つの賭けには違いない。鞍上には4年目の石川が起用される。「乗りづらそうに見えるけど馬群を怖がることもない。彼にとって東京は主戦場。思い切って乗ってくれると思う」とエールを送る。距離とコース、そしてテン乗りとなる鞍上。これだけ未知の条件がそろえば人気薄は必至。だが、それを覆せる能力と状態の良さは確認済みだ。貪欲なオサムの目の前に“プラチナ級”の配当がちらついた。

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