【梅ちゃん先生 特別編】東京11R 降っても晴れてもキョウヘイ
2017年05月07日 08:00
競馬
だが、良馬場では通用しないのか。走法からスピード競馬にも対応できるはずだ。高い重心がハミを掛けた途端に沈み込み、猛然と加速する。一介の道悪巧者ではないだろう。前走のアーリントンCは良馬場で7着。切れ負けしたのではない。「怖がりな気性なので大外を回したら他馬のいない外にばかり気がいってしまった」と主戦・高倉は敗因を語る。VTRを見直せば、直線入り口で他馬のいない外へ逃げ加減になっている姿が映し出されていた。気持ちが前に向いていなかったのだ。
道悪の望みはかないそうもないが、枠順は陣営の希望通りに内を引き当てた。他馬を怖がっても逃げ道のない内枠。直線ではシンザン記念の再現を期して、後方から馬群を縫う作戦だろう。怖がりの逃げ道は真正面だけ。逃げ出したくて一心不乱に走った先には栄冠が待っている。降っても晴れてもキョウヘイで勝負。