【日本ダービー】(12)レイデオロ 古馬の風格さえ漂う姿

2017年05月27日 05:30

競馬

【日本ダービー】(12)レイデオロ 古馬の風格さえ漂う姿
2週連続でレイデオロの追い切りに騎乗したルメール Photo By スポニチ
 オークスをソウルスターリングで制した藤沢和師が初のダービー戴冠に向けて送り込むレイデオロ。26日朝は雨の中、角馬場で丹念に体をほぐしてから坂路1本を駆け上がった(4F65秒7〜1F15秒9)。周囲に馬がいない状況だったが、どっしりと落ち着き払っている姿には古馬の風格さえ漂う。見守ったトレーナーは満足そうな表情で切りだした。
 「しまいだけサッと伸ばす感じ。いいね。本当に落ち着いている。おばあちゃん(レディブロンド)もそうだったけど、利口な馬。仕上がりのいい血統だし、1回使ってさらに良くなっている」

 “ぶっつけ”で臨んだ皐月賞。後方追走から末脚勝負に懸け、勝ち馬アルアインに0秒4差5着まで迫った。ルメールは「休み明けもあったし、スタートでちょっと出遅れて直線の反応も少し遅かった。それでもラスト100メートルはいい脚だったし、ゴール後も止まっていなかった」とレースを回顧。この中間は、2週連続で美浦に駆け付けて追い切りに騎乗する気合の入りよう。「いい感じできている」と確かな手応えを感じている様子だ。

 ルメールは昨年、サトノダイヤモンドで参戦してマカヒキに鼻差2着。「ダービーは世界中どこでも一番大きなレース。昨年は悔しかったが、今年もチャンスはある」と気合十分。勝てばヴィクトリアM(アドマイヤリード)、オークスに続く3週連続のG1制覇の快挙。名伯楽待望の牡馬クラシック制覇に花を添えるか。

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