【日本ダービー】(18)アドミラブル 中3週さらにいい!
2017年05月27日 05:30
競馬
新馬戦(10頭立て9着)後に持病の喘鳴症(ぜんめいしょう=喉鳴り)が悪化。すぐに手術に踏み切り、復帰戦の未勝利を快勝した。「あそこがターニングポイント。無理をさせなかったから今がある」(同師)。続くアザレア賞→青葉賞と勝って3連勝。青葉賞のレコードVを筆頭に能力の高さを証明し続けている。
師の期待の大きさを物語っていたのが、青葉賞のレース後だ。昨年のダービーより0秒5も速いタイムで優先出走権をもぎ取っても笑顔がなかった。「本当は中団で競馬をしたかった。ダービーは今日みたいではあかん」。出遅れてまくるような形のVにおかんむり。それでも「このコースを経験できたのは大きい。輸送も大丈夫やったしな」と評価も忘れなかった。
ダービーは青葉賞馬のVもなければ、新馬戦ブービーからの戴冠もなし。それでも「マスコミは人気馬の悪いところを探すからな(笑い)。調教師になって23年、悲願のダービー制覇があるかもしれないと思っている」と師。計り知れないスケール感。“負の歴史”など吹き飛ばしてみせる。