【日本ダービー】騎手にとっても特別…ダービージョッキーには心の余裕?
2017年05月29日 14:49
競馬
レイデオロの後塵を拝したものの、上位争いを演じたこの3頭に共通するのは鞍上がダービーを2勝していることだ。武豊(ダンビュライトに騎乗し6着)が歴代最多の5勝。歴代2位は2勝で、現役では四位、デムーロ、横山典のこの3人しかいない。ダービーを複数回制した騎手が上位を賑やかした。
横山典は2度目のダービー制覇(14年、ワンアンドオンリー)を振り返り「東京2400メートルのレースに乗る気持ち。ひとつ勝っていたから余裕があったのかも」と語っている。すべての騎手にとってダービーはやはり特別だが、ダービージョッキーには心の余裕が生まれるのかもしれない。
そもそもルメールにもすでにフランスダービーを制した経験があった。武豊にも「勝負強い」と言わしめる強心臓をもった、誰もが認めるトップジョッキーだ。ダービージョッキーになるには、彼のようにプレッシャーや緊張をはねのける強い精神力が必要だと感じさせる騎乗ぶりでの日仏ダービー制覇となった。