【函館2歳S】アレグロ芝でも速い!41年ぶり芝未経験馬Vへ
2017年07月20日 05:30
競馬
吉田隼は「しまい重点で反応も良かった。1頭になるとフワフワする面はあるけど、2戦目としてはまずまず。(新馬を)使った上積みが、レースでも出てくれれば。芝は問題ない」と手応え。見守った武井師は「相手も動く馬。先週よりもさらに良かった。馬の後ろで我慢させる稽古を普段からさせ、教えたことを習得してくれている。学習能力が高い」と称賛した。
同じスペイツタウン(04年BCスプリント優勝=ダート6F)を父に持つリエノテソーロと同じ武井師&吉田隼のコンビ。指揮官は「リエノは助手もジョッキーもみんなダート向きと言う」と分析しながら、ダート交流重賞2勝に加え、芝のNHKマイルCでも2着と“二刀流”で活躍中。対して、アレグロはダート1000メートルの初戦を好位で折り合い、最後は流す余裕で断然人気に応えた。指揮官は「オーナーの期待も高い馬。新馬は100%勝たなくちゃ、僕の立場もなかった」と確勝を期した砂起用を説明した上で「ジョッキーも芝でもやれると言ってくれている。折り合えるので1F延長も問題ない」と芝克服に自信を見せる。
函館2歳Sがダートで施行された94年(優勝ダンツダンサー)を除けば、芝未経験馬の優勝は76年ソーウンムサシ以来、実に41年ぶりになる。週末の雨予報にも「凄いピッチ走法で走る馬。他馬が苦にするようなら道悪は歓迎」と武井師は前向きに結んだ。