秋のG1開幕戦「第51回スプリンターズS」(10月1日、中山)の1週前追いで、ビッシリ負荷をかけてきたのはビッグアーサー(牡6=藤岡)。角馬場で体を動かして馬場閉門が迫る午前9時40分に坂路へ。城戸(レースは福永)を背に閑散としたコースに入り、最初の1Fを14秒5で通過。そこからグンと加速した。11秒5、12秒0とスピードに乗ってラスト1Fは13秒8とさすがに時計を要したものの、これは予定通り。4F51秒8を確認した藤岡師は納得の表情で切りだした。
「今朝はかけられるだけ負荷をかけたかったし、時計を出すつもりでやった。もう少し時計が出るかなと思ったけど馬場が荒れた時間帯の分もあるし、4F51秒8ならいい。これで良くなってくると思うよ」
1番人気に支持されながら最内スタートから直線、窮屈な競馬を強いられた昨年12着のリベンジへ。昨春のスプリント王が復権を目指す。