【チャンピオンズC】リッキー“4度目の正直”へ鋭伸12秒1
2017年11月30日 05:30
競馬
チャンピオンズCは過去3年とも完敗。“4度目の正直”に向け、臨戦過程を変えてきた。これまで全て中距離のJBCクラシックからの参戦だったが、今年はJBCスプリントを選択。キャリア31戦目で初の1200メートル戦は2着惜敗も、さすがのスピードでファンをうならせた。師は「本来のスピードあるリッキーに戻したかった」と狙いを説明。「行きっぷりが良くなっているし、(前々走の)南部杯の時は自分から動けず併せ馬をして仕上げたが、今回は併せ馬をする必要もない。いい状態で臨めそう」と効果を感じ取っている。
年内での引退が決定済み。これまでホッコータルマエと並ぶG1・10勝を挙げており、東京大賞典との残り2戦に単独最多Vが懸かる。中央ラストランに向け「記録はもちろん意識する」と師は意欲満々。同じ舞台の15年東海Sでは4馬身差の完勝を収めており、舞台適性そのものはあるはず。「先行した時のリッキーは強い」と話す師は逃げの可能性を問われると「十分考えている」と答えた。本来の闘志が戻って本来の先行策なら。今度こそ名古屋のファンにも強いリッキーを見せられる。