【チャンピオンズC】アウォーディー“闘魂注入”1F12秒2
2017年11月30日 05:30
競馬
「道中、思ったより前向きさもあったし、直線で追い付くまでは楽な感じだったのに、そこからなかなか前へ出ようとしなかった。でも馬体に張りはあるし、状態はいい。7歳という感じはしない」と手応えを明かす武豊。
昨年のチャンピオンズC2着から前走のJBCクラシックまで5戦、白星から見放されている。ダート転向から破竹の6連勝を演じたインパクトを知るだけに物足りなさは残る。JBCクラシックでG1馬の仲間入りは果たしているが、いまだJRA・G1は手にできていない。「乗りやすい面と気難しい面の両方があるので、いろいろと考えて乗る」と武豊は意欲をにじませた。
松永幹師は騎手時代、アウォーディーの母ヘヴンリーロマンスで天覧競馬(05年天皇賞・秋)を制し、日本中を感動の渦に巻き込んだ。その息子を頂点に立たせてあげたい思いは人一倍強い。「気性面やコース形態がかみ合えば、力は発揮できると思う」と強調。1年前の忘れ物を奪い返す時が来た。