ステルヴィオは午後1時27分に決戦の地へ到着。しっかりした脚取りで馬運車を降りると、落ち着いた様子で馬房に収まった。初めての関西圏への輸送となったが、土田助手は「今までの輸送で一番雰囲気がいい。馬運車の中では落ち着いていたし、カイバをよく食べてくれていた」と表情は明るい。
前走・サウジアラビアRC(2着)は行き脚がつかず後方からの追走となったが、上がり3Fはメンバー最速の33秒5の極上の切れ。レコードVのダノンプレミアムには1馬身3/4差つけられたが、着差ほど負けている印象はない。「使いながら少しずつ気持ちが入ってきているので、前走よりは追走にモタつかないのでは。いつものように脚を使ってくれれば、ここでも頑張ってくれると思う」と力を込める。持ち味の末脚を最大限に発揮すれば、木村厩舎初のG1獲りも夢ではない。