【スプリングS】1強に“待った”ステルヴィオ加速12秒9!
2018年03月15日 05:30
競馬
見守った木村師は「先週はゼーヴィント(17年七夕賞V)相手に抜け出してから気を抜いて遊んでいたが、今日はゴール板を過ぎても集中して走れていた。課題は修正できた」と納得の表情。3カ月ぶりの実戦。「秋は毛ヅヤがさえなかったが、間隔を空けて健康な状態でレースを迎えられる。暖かくなって馬の中身も変わってきている」と状態面での変化を感じ取っている。
朝日杯FSは勝ち馬ダノンプレミアムに3馬身半差をつけられたが、直線入り口でゴチャつく不利。それでも直線は上がり3F2位タイ(33秒8)と末脚は目を引いた。レース後、C・デムーロは「加速するまでに時間がかかるので、マイルは少し短い。距離を延ばしていけばG1でも好勝負になる」と素質を高く評価。今回は再度距離を延ばして、コスモス賞(1着)と同じ1800メートル。中山は初参戦となるが、木村師は「東京、札幌、阪神と、どこに行っても器用に立ち回ってくれる。長所はいつも一生懸命走ってくれるところ」と問題なしをアピールした。
サウジアラビアRC、朝日杯FSで後塵(こうじん)を拝したプレミアムは弥生賞も完勝。牡馬クラシック戦線は早くも“1強ムード”が漂うが、待ったをかける鮮烈な勝利を挙げられるか。