【松戸・ガールズケイリンF】石井寛、初の夏女王
2018年07月17日 05:30
競輪
最終ホームから仕掛けた梅川を迷わず追走。最終2Cから内を突いた。梅川は気心の知れた練習相手。前回大垣決勝でも番手追走から内懐を捉えて優勝している。「同じ展開を思い出し“風子、空けて”と思いながら確信を持って入った」。さすがの勝負勘。会心の一戦を振り返った。
GP制覇した昨年から一転、今年は少しペースダウンした。「GPを10としたら今は0・5くらい」。自身の状態をこう話す。全体の7番目でギリギリ決勝進出したが、さすがの勝負強さだった。「調子がいいのかな。でも、もっと良くなるはず」
獲得賞金は1000万円を突破し、ランキングのトップに浮上。「GPは大丈夫だと思うので、あとは何も気にせず強くなるだけ」。さすがの貫禄。いわき平のガールズドリームレース(8月18日)でも圧巻のレースを見せつける。
◆石井 寛子(いしい・ひろこ)1986年(昭61)1月9日生まれ、埼玉県春日部市出身の32歳。明大卒。通算365戦269勝。通算取得賞金は8112万円。主な優勝はガールズグランプリ(17年)。石井貴子(104期)は実妹。1メートル60、59キロ。血液型B。