自転車トラック種目のW杯第1戦(20日、フランス・パリ)の男子ケイリンで金メダルを獲得した脇本雄太(29=福井)が30日、帰国した。昨年12月のW杯第4戦(チリ・サンティアゴ)に続き2度目の金メダルに「前回がまぐれじゃないと証明できてうれしかった。実感のある優勝」と喜びを口にした。
20年東京五輪出場権のポイント獲得が始まった今季W杯。第2戦(カナダ・ミルトン)では6位に終わるも、リオ五輪男子ケイリン金メダリストのジェイソン・ケニー(30=英国)と対戦し「いい経験になった。絶対に勝てない相手ではない。2戦を終え、五輪でのメダルに向けていい位置にいるんじゃないかと思っている」と自信を見せた。
今後は「アジア選手権で金を獲ること」と来年1月のアジア選手権(インドネシア)、2月の世界選手権(ポーランド)に向け調整。競輪祭(11月20〜25日、小倉)への出場は未定とした。