【JBCクラシック・最終追い】ケイティブレイブ好感触52秒7 福永「及第点の動き」

2018年10月31日 19:18

競馬

 休み明けを叩いて上昇カーブを描きながら本番を迎えた。ケイティブレイブは1回目のハロー(馬場整地)明けに福永を背に坂路へ。徐々にスピードに乗って3F目に12秒5を計時。負荷がかかるラスト1Fはいくらか時計を要したものの13秒3でまとめて4F52秒7でゴールへ駆け上がった。2週続けて稽古をつけた福永の感触がいい。
 「坂路で抜群の動きをするタイプではないんです。今朝は馬場が重くて脚を取られたけど、及第点の動き。先週の追い切り(CWコース6F87秒5〜12秒4)は時計は速くないけど、動きのクオリティーが高くて躍動感がありました。出来はさらにアップしています」

 デビューから管理していた目野師が今年2月末で定年引退となって杉山厩舎へ。上半期はダイオライト記念勝ちから帝王賞2着。夏場の放牧を挟み、9月のコリアカップに選出されなかったため日本テレビ盃に切り替えて始動した。道中2番手でスムーズに立ち回り、2馬身差の快勝。ダートの祭典に弾みをつけた。福永は「前走は休み明けでトップコンディションではなかったけど最後まで脚を使って、いい形で勝ってくれました」と回顧。地方では昨年の帝王賞、今年の川崎記念と既に2つのGIをモノにしている。となると中央でも…と期待がふくらむのは自然な流れ。杉山師が意気込みを伝える。

 「非常に心肺機能が高いし、スタミナとパワーがあって地方の適性は高い。その上でスピードが備わるように、やってきました。どちらかと言えば前でかき込む前輪駆動の走り。スピードのもとになるのがトモの力なので、どう乗ればいいのか考えながら調教をしています。仕上がりはかなりいいし、中央でもしっかり結果を出したいですね」

 5歳秋を迎え、心身ともに充実一途。持ち味の先行力としぶとさをフルに発揮して中央G1奪取へ。その準備はキッチリできている。

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