【有馬記念】初中山ブラストに池添前向き

2018年12月20日 05:30

競馬

【有馬記念】初中山ブラストに池添前向き
カルヴァリオ(奥)と併せ追い切るブラストワンピース(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・19日】16頭中5頭と数的には劣勢の関東馬だが、ファン投票1位レイデオロを筆頭に顔触れは粒ぞろい。競馬記者として20回目の有馬記念を迎える鳥谷越が最も気になるのは、今年のダービーと菊花賞でいずれも◎を打ったブラストワンピース。池添が騎乗した最終追いを緊張しながら注視した。
 土曜の阪神Cに遠征するカルヴァリオ(5歳オープン)を3馬身先行させてスタート。ハイラップを刻む先導役を迫力満点の脚さばきで追走し、直線は内へ。ラスト1Fは強めに追われて併入した。パートナーは馬なりだったが、大竹師は「相対的に脚色が見劣ったのは距離適性が違うから。いい動きだった」と満足そう。池添も「今までで一番フットワークに柔らかみがある。いい感じで成長している」と賛辞を並べた。

 無冠ながらも現3歳世代トップクラスの力量を示してきたブラストにとって、今回の課題は初めて出走する中山コースへの対応。指揮官は「東京中心に使ってきた結果だが、正直コーナー6つはやってみないと」と慎重な姿勢を見せるが、池添は「体が大きいので広いコースが合うイメージだが、それなりに器用な部分もある。トリッキーな中山2500メートルもこなしてくれると思う」と前向きだ。

 取材対応中に通りがかったルメール(レイデオロ騎乗)から「ライバルだね」と声を掛けられた大竹師は「いやいや、クリストフの方が全然強いでしょ」。いたずらっぽい笑顔で互いに“ほめ殺し”をした関東の有力2陣営。この2頭が◎候補の鳥谷越は枠順発表まで結論を先延ばしにした。

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