【大阪杯】池江軍団アルアイン&ペルシアン、絶好“ホーム”で頂き
2019年03月27日 05:30
競馬
池江厩舎はそんな阪神芝2000メートルが大得意。鳴尾記念5勝を含む9勝。調教でしっかりと負荷をかける厩舎の方針が厳しいコースにマッチしているのだろう。
大阪杯に送り出す2頭も万全の態勢を整えている。ペルシアンナイトはしっかりと張ったトモ(後肢)を見せつけながら坂路へ。落ち着いた脚さばきで4F60秒8~1F14秒8。道中で力みを見せた金鯱賞(4着)からの精神面の上積みを感じさせた。兼武助手は「この中間、稽古を強化。中2週でも体の張りは良くなっている」と上昇ぶりを強調した。
昨年秋はマイルCS(2着)、香港マイル(5着)。ただ、主戦はこんな話をしてきたという。「騎乗したミルコ(デムーロ)が“もう少し距離があってもいい”と言っていたんですよ」。3歳秋にマイルCSを制したが、父はハービンジャー。完成期を迎えた今なら距離適性が長めにシフトして不思議はない。
アルアインも坂路に登場。こちらは毛ヅヤが抜群だ。4F61秒3~1F14秒6で軽快に上がった。「こちらも中間の調教を強めている。金鯱賞(5着)を使ったことで良くなった。前走は思ったより馬体が減っていなかった(8キロ増)が新陳代謝が良くなった今回は絞れる」。ご存じ、17年皐月賞馬。2000メートル、急坂と今回との共通項は多い。「(金鯱賞は)気難しいところも出たかな。今回は馬群の中でうまく競馬ができれば」
勝てば84年以降では藤沢和師(27勝)、角居師(24勝)に次いで3人目となるJRA・G120勝に到達する。区切りの勝利を厩舎のWエースが獲りにかかる。