【大阪杯】迫力増した“大人”のサングレーザー
2019年03月27日 05:30
競馬
暮れの香港カップでは地元の先行馬が残る流れの中、4着まで追い上げた。「あの展開で、よく頑張っていたと思う」と同助手。現地で観戦した寺下もうなずいた。馬体のシルエットは香港当時より迫力を感じさせるとも思った。
日曜に追い切るのが浅見厩舎流。24日の坂路では自己ベストを1秒更新する50秒4をマークした。「びっしりやった。調子は良さそう」。昨夏以降は2000メートル戦のみを走って1、2、4着。「調教でも引っ掛からなくなり大人になった」と目を細める。
そんな話をしていると、サングレーザーが目の前のポリトラックコースを気分良く駆け抜けていった。「いい感じでしたね」と言い残し、川上助手は引き揚げてくる愛馬の元へ。昨秋の天皇賞(2着)ではゴール前強襲して、キセキに先着。当時の勝ち馬レイデオロはドバイに遠征中。ライバル不在なら2000メートルのG1タイトルに最も近いのは、この馬かもしれない。