【ドバイターフ】アーモンドに「青」の壁 地元の意地見せる
2019年03月29日 05:30
競馬
アイルランドの名門A・オブライエン厩舎は、アイキャンフライで参戦するが、こちらも諦め気味。クールモア陣営のマット・グリーズン氏はアーモンドについて「ジャパンCの映像も見たが、とにかく凄い馬だ。実際にレースを見られるのが楽しみ」と絶賛。「アイキャンフライも前走の内容が良かったので、いいレースはしてくれるはず。でも勝つのは彼女だと思うよ」と言い切った。
アーモンド確勝ムードの中、唯一、気を吐いたのが地元ゴドルフィン。専属トレーナーのサイード・ビン・スルール師は3連勝中のフランケル産駒ドリームキャッスルで対抗する。「彼女は間違いなくスーパースターフィリー(牝馬)だ」。まずはライバルに最大級の賛辞を贈った上で続けた。「でもドリームも(前哨戦の)ジェベルハッタは強かったし、今年はメイダンでは負けていない。調教でも素晴らしい動きを見せている。彼女がスーパーホースなら、我々の馬はゴールデンホースだ」と語気を強めた。「勝てるか」の質問には「そうなればいい」としたが、表情には鬼気迫るものがあった。
昨年のドバイターフも日本馬優勢の下馬評だったが、勝ったのはゴドルフィンのベンバトルだった。今年も同じシーンが繰り返されるのか。アーモンドにとって、青の勝負服が最大の難敵となるのは間違いない。