牝馬3冠第1弾「第79回桜花賞」(4月7日、阪神)の1週前追いが東西トレセンで行われた。フェアリーS勝ちのフィリアプーラ(菊沢)は美浦Wコースで落ち着いた走りを披露。シークエル(4歳500万)を5馬身追いかけ、直線は内からスッと併入した(5F68秒8~1F13秒1)。感触を確かめた丸山は「もう少し楽にスッと動けるかと思ったけど、調教と実戦が全く違うので。返し馬にいったら凄い馬だなと思うタイプ」と話した。
この日の追い切りはしっかり折り合った。菊沢師はこの中間で精神面の成長を実感している。「前は輸送した後のテンションが高かったが、今回は(ノーザンファーム)天栄から戻ってきた後も問題なかった。小さいけどバネがあって操縦性がいい馬。ジョッキーを含めて可能性があるのでね」と笑顔で人馬にエールを送っていた。