【皐月賞】サートゥル加速 中106日Vへ、ルメール好感触
2019年04月11日 05:30
競馬
「先週は併せの後ろで刺激が足りなかった。ジョッキーも“イージーコントロール”と言ってました。競馬で噛(か)むところがあるので、今週はそこを感じてもらおうと。刺激をつけた追い切りになった。“大丈夫。我慢できるよ”と言ってました」
一気のギアチェンジでシャケトラを抜くわけでもなく、ジワジワッと加速する感じで前へ出た。以心伝心の動きに、2週連続で感触を確かめたルメールも納得の表情を浮かべる。
「今週は少し軽かったけど、手応えは良かった。馬は久々で心配はするけど、先週は休み明けで桜花賞を勝ちました。自信を持って乗りたいですね」
先週の桜花賞はグランアレグリアが桜花賞史上最も間隔が長い中111日で勝った。サートゥルナーリアは栗東へ帰厩して1カ月、きっちりと乗り込んできた。辻野助手は「ホープフルSの時より調教の内容は濃い。あの時よりシルエットもシャープだし、中身の方もしっかりしています」とキッパリ。緩さもあった前走より雰囲気はいい。
平成最後に“久々は不利”が薄れゆく。14年ぶりの無敗王者へ。78回を踏んできた皐月賞の歴史をぶち破り、令和時代のスーパーホースを襲名する。