今年のエリザベス女王杯は3歳対決の様相。秋華賞馬クロノジェネシスは成長力を武器にオークス(3着)の雪辱とG1連勝を狙う。追い切りはCWコースでヴィッセン(8歳2勝クラス)を追走からラストで並びかけて頭差先着。馬なりで6F85秒6~1F11秒6をマークした。2週連続で騎乗した北村友は「反応も良かったし、思った通りの調教ができました」と満足げに話した。
G1初制覇を果たした秋華賞は馬体重20キロ増での出走。ひと夏を越えてパワーアップし、担当の和田助手は「今回も少し増えているかも」と話す。舞台は外回りの2200メートルに替わるが、新馬戦からずっと手綱を取っている鞍上は前向き。「器用な馬だし、内回り外回りとそれほど意識しなくていいかなと思います。馬のリズムで競馬をさせてあげるのが一番じゃないかな」とパートナーに全幅の信頼を寄せている。