【ユニコーンS】ファラオ無傷3連勝!史上最少キャリアで“3歳砂王”末恐ろし5馬身差レコードV
2020年06月22日 05:30
競馬
「スタートは良かったが、2番手につけるまでにエネルギーを使った。そこからはリズム良く走っていた。リラックスし過ぎていたくらい。前半脚を使った分、心配したが、直線の反応は素晴らしかった。一戦ごとに成長しており、全てのポテンシャルを発揮していない。今後、日本だけでなく、世界の舞台でも活躍すると思う」とレーン。最終追い後に「シンプルにいい馬。間違いなく高いポテンシャルを秘めている」と絶賛していたが、それをしっかり証明してみせた。
米国のトレーニングセール(OBSマーチセール)出身。父アメリカンファラオは37年ぶりとなる米国3冠(15年ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS)に加え、同年のBCクラシックも制覇し、史上初の“グランドスラム”を達成した歴史的名馬。カフェファラオは偉大な父の血を確実に受け継いでいる。逃げて1秒6ちぎった新馬戦、出遅れをものともせず差し切ったヒヤシンスS、そして史上最少キャリアとなるデビュー3戦目でユニコーンS制覇。いずれもインパクト絶大な勝ちっぷり。
次走は登録のあるジャパンダートダービー(7月8日、大井)が有力。公営勢も一蹴し、名実ともに世代No・1を目指す。
日本馬のケンタッキーダービー(9月5日)出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」でも断然のトップ。コロナ禍の影響で今年の遠征は難しそうだが将来、父が君臨したダート競馬の本場での走りを見てみたい馬だ。
◆カフェファラオ 父アメリカンファラオ 母メアリズフォリーズ(母の父モアザンレディ)牡3歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・西川光一氏 生産者・米国ポール・P・ポンパ 戦績3戦3勝 総獲得賞金6187万5000円。