【宝塚記念】“息子コンビ”横山和スーリヤ折り合い抜群

2020年06月25日 05:30

競馬

【宝塚記念】“息子コンビ”横山和スーリヤ折り合い抜群
ウッドチップコースで追い切るトーセンスーリヤ(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・美浦=24日】3月中旬、田井はUAEダービーに騎乗予定だった横山和を取材した。「一世一代のチャンス」と熱い思いを語ったが、ドバイ国際競走が中止となってお蔵入り。自身5度目のG1騎乗をつかみ取った27歳に再び話を聞いた。
 「乗り替わりが多い時代に続けて乗せてもらえることに感謝しかない」。謙虚に話す横山和だが、続けざまにチャンスが巡ってきたのは偶然ではない。17年から3年連続で年間単勝回収率100%超をマーク。横山和だけを買っていればもうかる“買える騎手”であり続けた。確かな騎乗技術がないとできない芸当だ。「前に行けるなら、いい位置で運んだほうが馬も競馬がしやすい」と話す。先行馬に限れば数字はさらに上昇。何度も穴をあけ、波乱を演出してきた。

 騎乗するトーセンスーリヤは全5勝が先行策。コンビで【3・2・1・0】と抜群の相性を誇る。Wコース単走で行われた最終追いも人馬の折り合いは抜群。「調教では怖いくらいの迫力があって乗るのが憂鬱(ゆううつ)になったこともある」と言うが、「(以前、主戦を務めた現調教師の)四位さんが大事に乗っていたので折り合いもつくようになった。競馬では優等生」。気性面の課題を克服し、充実期を迎えている。

 宝塚記念は祖父・富雄氏、父・典弘ともにV。史上初の親子3代同一G1制覇が懸かる。「自分も騎手になってG1を勝つ偉大さが分かったので、大きなことは言えないけど、2人が勝ったレースを勝ちたい」。18年前、スーリヤの父ローエングリンが横山典を背に3着と好走した夏のグランプリ。息子コンビも見せ場をつくる気がしてならない。

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