【蒲郡・チャレンジC】毒島 SG通算7V!“夜王”今年も健在、賞金ランク2位に浮上
2020年11月30日 05:30
ボートレース
ピット離れで大きな優劣は付かず、進入はスタート展示通り枠なり3対3のオーソドックススタイル。助走距離も十分。あとは自分の勘を信じてスタートを決めるだけだった。繰り出したスタートはコンマ11。2コースの久田にやや伸びられながらの1マークは、ややターンを漏らす旋回となってしまったが、そこからグイッと舟が返ってきた。
「ギリギリでしたね。エンジン的にはもう少し伸びが良ければ100点だったけど、そのぶん出足がエグかったので。1周2マークで後ろを離せた時点で勝利は確信できた。あとは転ばないように走りました」
リスク回避からタイムアタックは行わなかったが、最後まできれいなビクトリーシュプールを蒲郡プールに描いてみせた。
例年ならば豪華なステージでたくさんのファンの声援を受けながら行われる表彰式も、今年はコロナの影響によりピット2階の会議室でつつましく行われた。
「常にベスト6でグランプリに行くことを目標にしているけど、ランキング2位になったことはいま(会見場)知りました。地元の関東地区だし、今年こそしっかり勝てるように」
今年の1億円バトルの舞台は平和島。リズムは誰よりもいい。黄金のヘルメットはもう目の前だ。
◆毒島 誠(ぶすじま・まこと)1984年(昭59)1月8日生まれの36歳。群馬支部所属。92期生。03年5月に地元桐生でデビュー。13年メモリアル(まるがめ)での初制覇を含めSG優勝は今回で7回目。G1優勝11回を誇る群馬支部のエースだ。1メートル63、52キロ。血液型B。