【チャンピオンズC】クリソベリル 時計遅く4F54秒0も成長確信!浜田助手「体が使えるようになった」
2020年12月03日 05:30
競馬
「先週くらいは時計を出してほしかったんですけどね。最初の1Fの入りが先週より遅く、4F54秒かかってしまった。それでも馬がどうこうという問題ではないですけどね。しっかり併せ馬することがテーマ。ただ、時計が遅かったですね」
1週前は4F52秒6。この日は4F54秒0だから確かに遅かった。「レース前日に大きめに乗ろうと思っています」と最終調整での味付けを示唆する。
9戦8勝と戦歴はピカピカだ。国内のダートでは一度も負けていない。サウジアラビアでの敗戦も出負けがあった上に挟まれてしまったもの。前走JBCクラシックは2着に2馬身半差をつけて圧勝した。担当の浜田助手も、この1年での成長を感じ取っている。
「まだ完成ではないですけど、体はできつつあります。今年も成長を促すために、間隔を空けて使ってきた。この1年で体が使えるようになりましたね」
同じく音無厩舎に在籍していた全兄クリソライトは7歳でダイオライト記念勝ち。成長力豊かな牝系で伸びしろがある。そもそも昨年が良馬場ダートで1分48秒5と破格のタイムでV。それから1年でスケールアップを遂げたのなら、鬼に金棒だろう。今秋のG1は1番人気が全て勝利。そんなトレンドに、素直に乗るべきか。音無師が意気込みを語る。
「3歳の昨年は粗削りな感じで勝ちましたから。今年はもう少し、しっかりしている。昨年のようなレースをすれば結果はついてくると思います」
この秋は牡牝の無敗3冠制覇、アーモンドアイの有終9冠など偉業に沸く。強者が強者の振る舞いを見せる。今週は国内無敗ダート王のお出まし。絶対王者が史上2頭目の連覇へ突き進む。