【三国・北陸艇王決戦】田村、G1・15V!最遅Sも動じずインから押し切り
2021年03月17日 05:30
ボートレース
「(周囲が)伸びてきたので全速で回った。しっかりカカッてくれたので良かった」。予定外の“全速逃げ”も冷静に走り切った。鳴門から来た番記者が言った。「彼のこんなリラックスした雰囲気は久しぶり」。足にも得点にも終始、余裕があった。予選トップ通過から準優も逃げ切って優勝戦1枠。気持ちのゆとりが最後の集中力を呼び込んだ。
「今年G1初V?いや、昨年がゼロだからね。だいぶ優勝から遠ざかっていたので手が震えたよ。去年のことは忘れ、年末(グランプリ)に向かって、しっかり走っていきたい」。周囲を笑わせる余裕も戻ってきた。輝きを取り戻すきっかけになる、大きな優勝だった。
《赤岩2000勝》赤岩善生(45=愛知)が三国7Rをインから押し切り通算2000勝。史上143人目。赤岩は「通過点。また1勝ずつ積み上げていきたい」。