【東京新馬戦】アライバル “緩さ”ないハービンジャー産駒=G1級!走りに前向き、仕上がり早い
2021年06月15日 05:30
競馬
先述したククナの半弟となるハービンジャー産駒。父キングカメハメハの姉は桜花賞で最後方から追い込んだかと思えばオークスでは早めに仕掛けて先頭に立つなど、自在派の印象だが、父が替わってどうか。栗田師はこう語る。
「ボディーも力強いし、動きもいいし、気もいい。いいタイプのハービンジャーという感じ」
血統にも造詣が深いトレーナーはハービンジャーについて「独特の緩さがある産駒もいる」としたが「この馬にはそういうところはない。長く脚を使えるタイプ」。ハービンジャー自身が4歳のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで11馬身差Vを飾り晩成の印象があるが、G1クラスのハービンジャー産駒は意外と仕上がりが早い。おおむね“緩さ”のない馬が出世してくる。ブラストワンピース、ペルシアンナイトといった先達がそうだ。
さらに走りに前向き。9日の1週前追いでは、ダルムシュタット(4歳2勝クラス)を2馬身追走し、馬なりで併入した(Wコース5F68秒5~1F12秒6)。気持ちを前面に押し出す走りで、僚馬を猛追していた。「現状はなだめながらの調教」と栗田師は言うものの、この動きなら評判になるのも納得だ。
初戦なのに馬名はアライバル(到達)。頂点までの道筋は既に見えている!?
【ルメール無双舞台!驚異の連対率75%】ルメールは6月東京芝マイルの新馬戦で【5・4・0・3】、連対率75%という圧倒的な好成績。今年もコマンドライン(1着)、レディナビゲーター(2着)ときっちり上位に導いている。勝ち馬にはステルヴィオ、グランアレグリア、サトノレイナスがおり、アライバルがVなら出世は確実!?