【ラジオNIKKEI賞】アサマノイタズラ 軽快ラスト1F11秒9!さあ嶋田、重賞初V藤懸に続け!

2021年07月01日 05:30

競馬

【ラジオNIKKEI賞】アサマノイタズラ 軽快ラスト1F11秒9!さあ嶋田、重賞初V藤懸に続け!
<ラジオNIKKEI賞>併せて追い切る嶋田騎乗のアサマノイタズラ(右)(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 夏の福島開幕名物「第70回ラジオNIKKEI賞」はアサマノイタズラに注目。デビュー11年目の嶋田純次(28)が活躍中の同期に刺激を受けて、悲願の重賞初Vに挑む。
 嶋田を背にしたアサマノイタズラは朝一番でWコースへ。軽快な脚取りでワーケア(4歳オープン)に3馬身先行。4角では大きく外を回り、馬なりで余力を残して併入した。5F69秒5~1F11秒9。1週前追いにも騎乗した鞍上は「最後にちょっと気合をつけるくらい。先週ビシッとやった分、馬も動けていた」と好感触。手塚師も「動きはいい」と満足げだ。

 11年目の嶋田は、デビューした11年は新人最多の18勝、13年には21勝をマークした。ただ、近年は落馬によるケガなどもあり騎乗数が減少し、思うような結果が残せていない。それでも所属する手塚厩舎をはじめ、熱心に調教に乗る姿や丁寧な騎乗が印象的だ。手塚師は「嶋田には頑張ってもらいたい」と積極的に自厩舎の馬に乗せている。デビューからコンビを組むアサマノイタズラもその1頭。3戦目の水仙賞は1番人気4着だったが、手塚師がオーナーに騎乗継続を頼んでスプリングS2着と反撃。続く皐月賞(16着)は嶋田のG1初騎乗となった。

 いま競馬学校27期生が熱い。横山和は関東リーディング3位と躍動。藤懸はマーメイドSで重賞初V。嶋田は「藤懸とは一緒に遊んでいた仲。悔しいより、うれしかったですね」と言う。また東京パラリンピック馬術競技の日本代表に、ケガで騎手を引退した高嶋活士選手が選出された。「凄いこと。同期が五輪選手になるのは、そうそう経験できない。凄く刺激になっています」と声を弾ませた。

 アサマノイタズラと挑む3度目の重賞。「福島は合いそう。機動力もあるし、中山1800メートルで好走しているので距離も問題ない」と好走のイメージを膨らませる。トップハンデ56キロも実績があればこそで悲観は必要ない。活躍する同期に負けじと、嶋田が重賞初制覇を狙っている。

 ≪トップハンデ優勝2度のみ≫レース名が「ラジオたんぱ賞」だった05年までは負担重量が別定で06年に現在のレース名となり、ハンデ戦に変更された。トップハンデは【2・2・0・20】と苦戦を強いられている。今年はアサマノイタズラ、リッケンバッカーがトップハンデ56キロ。最大5キロ差をはね返せるかどうか。勝てば15年アンビシャス、18年メイショウテッコン以来のトップハンデVとなる。

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