新星ロマンスロード 早くも重賞見えた

2021年07月02日 05:30

競馬

新星ロマンスロード 早くも重賞見えた
デビュー2連勝を飾り2歳重賞獲りを目指すロマンスロード Photo By スポニチ
 【大いに気になる】来年のクラシックを目指して南関東4場では新馬戦で続々と2歳がデビューしているが、早くもキラリと光る1頭を見つけた。それが前大井開催の6月10日、一般戦でデビュー2連勝を飾ったロマンスロード(牝=的場)だ。1200メートルの新馬戦で後続を2秒6引き離す大差勝ちを決めた後の2戦目だったが、今回も同じ距離でゴール前手綱を抑える余裕を見せての4馬身差圧勝。「インパクトあるレースをしてくれた」。確かな手応えに的場師も笑いが止まらない。
 一番驚いたのが、人気のインザライフと終始併せ馬の形のレースになっていたが、最後までノーステッキで直線も引き離してしまったことだ。手綱を取った和田も手放しで褒めちぎる。「ひと言で言えばセンスのいい馬。折り合いもつくし、直線もまだまだ遊んで走っているくらい。仕上げてないから伸びしろも十分。距離が延びても大丈夫」。これだけの言葉をもらえば早くも重賞の2文字が視界に入ってくる。今後は休養させて成長を促し「9月か10月に(厩舎に)戻してローレル賞(11月9日、川崎)から東京2歳優駿牝馬(12月31日、大井)に行きたい」と的場師の青写真も出来上がった様子。大井生え抜きでの桜花賞制覇は15年ララベルが最後。大井リーディング首位厩舎から現れた新星を追いかけたい。

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