【凱旋門賞】ノースヒルズ・前田代表に聞く 3頭目挑戦に「幸せなこと。みんなで応援」
2021年09月28日 05:30
競馬
――ディープボンドが勝ったフォワ賞の感想を。
「国内で走った阪神大賞典(1着)と天皇賞・春(2着)のレース内容から力のいるパリロンシャン競馬場の馬場が合う、と判断しました。宝塚記念を使わないローテーションでフランスに行ったのも正解だったと思います。それと何と言ってもキズナ産駒。この血統で勝てたのがうれしい」
――種牡馬キズナについてはどんな思いがあるか。
「産駒は芝&ダートに距離も不問、とオールラウンダーぶりを証明しています。キズナは種牡馬入りする前に、ノースヒルズの血統アドバイザーを任せている(英国人の)マイケル・ヤングが、絶対に成功すると約束してくれて公言した通りになりました。種付け料は250万円から始まって現在は1000万円。私自身がここまでのサクセスストーリーに驚いています」
――ノースヒルズとして凱旋門賞はキズナ(13年4着)、クリンチャー(18年17着)、ディープボンドで3頭目の挑戦となる。
「日本人のオーナーブリーダーとして凱旋門賞に3度も挑めるのは幸せなこと。ディープボンドの名義は弟(晋二氏)ですが、ノースヒルズはワンチーム。2人の息子(幸貴氏、幸大氏)も馬主になっていますが(7つある)名義に関係なくチーム・ノースヒルズで共有しています。牧場スタッフを含めて、みんなで応援する姿勢です」
――凱旋門賞ではどんな結果を期待するか。
「キズナの凱旋門賞が4着でしたので、それ以上の結果であれば満足です」