【シンザン記念】ウナギノボリ上り調子、坂路でグングン加速 1馬身先着
2022年01月06日 05:30
競馬
「大みそか(坂路4F52秒7~1F12秒8)にしっかり動かしたので今朝は相手に合わせて、しまいを伸ばす形。道中、楽に追走して仕掛けてからの反応もいい。調子の波が小さく、好調をキープしていますよ」
前走・こうやまき賞はスタートで3馬身のビハインド。最後方からメンバー最速の上がり3F34秒6で追い上げたものの首差2着に敗れた。この中間は吉田隼を背に入念にゲートをチェック。出遅れ対策を施した。「競馬ではテンから進んで行かない面があるけどゲート練習ではスムーズに出ます」と課題克服に取り組んだ成果を強調する。
過去10年の勝ち馬を振り返ると12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイと、のちの3冠牝馬が名を連ねている出世レースだ。音無厩舎は昨年ピクシーナイトで勝利。その後、秋のスプリンターズSでG1ウイナーの仲間入りを果たしたが先月12日の香港スプリントで剥離骨折(左前脚の橈側=とうそく=手根骨)が判明した。「去年のピクシーナイトに続いて頑張ってほしい」と生野助手。休養を余儀なくされた先輩の分も…と連覇の期待を背負って今年初戦に臨む。