連覇の夢はもろくも崩れた。まさかの強襲を浴びた1番人気オーヴェルニュ。リードは完璧だった。直線、開いたラチ沿いを迷いなく進出。外から体を併せてきたサンライズホープを貫禄で振り切り、団野は勝利を確信。が、その瞬間、外から勝ち馬が飛んできた。重責を任された21歳は落胆を隠せない。「勝ったと思ったんですが…。思っていたような展開ではなかったけどスムーズに運べた。力は示しましたが最後は勝ち馬に勢いがあって抵抗できなかった」と悔しさをにじませる。それでもしっかり務めあげた代打騎乗に西村師は「作戦通り、完璧に乗ってくれた」と感謝を伝えた。今後は雪辱を誓いアンタレスS(4月17日、阪神)から平安S(5月21日、中京)のローテが組まれる。