【きさらぎ賞】エアアネモイ “兄たち知る男”福永が来た!坂路で好反応ラスト11秒8

2022年02月03日 05:30

競馬

【きさらぎ賞】エアアネモイ “兄たち知る男”福永が来た!坂路で好反応ラスト11秒8
坂路で追い切るエアアネモイ(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 「第62回きさらぎ賞」(6日、中京)の追い切りが2日に美浦、栗東両トレセンで行われた。栗東では1戦1勝の良血馬エアアネモイ(牡3=池添学)が坂路を豪快に駆け上がった。今週から復帰する福永祐一(45)を鞍上に迎え、デビュー2連勝での重賞タイトル獲得を狙う。
 闘志を内に秘めて大きく馬体を弾ませた。エアアネモイはハロー掛け(馬場整地)直後に大下助手を背に坂路へ。序盤はゆったり折り合い重視で進め、直線で進路を馬場の外から真ん中にスイッチ。鞍上のゴーサインにサッと反応し、トップギアに切り替わると豪快にストライドを伸ばした。

 4F54秒0~1F11秒8をマーク。ラストの加速力が光った。動きを見守った池添学師は「先週、負荷をかけたのでしまい重点。きっちり手前を替えていたし、しっかり反応した。楽に(ラスト1F)いい時計が出たし、動きも良かったです」と合格点を与えた。

 鞍上は昨年12月香港スプリント(ピクシーナイト)の落馬負傷(鎖骨骨折)から待望の復帰を迎える福永。レースでは初コンビとなるが、デビュー前のCWコースでの調教に騎乗している。「まだ緩い感じだったけど、トビの大きな走りをしていた」と当時を振り返った。

 血統面も魅力だ。エアアネモイの兄3頭も全て池添学厩舎からデビューし、いずれも活躍している。1つ上の全兄エアサージュは昨年の菊花賞(8着)に駒を進めた。兄3頭全てに騎乗経験がある福永は「兄たちは競馬にいくときっちり走ってくれる。その兄たちより軽い走りをする。アネモイはこれからの馬だと思うけど、サージュよりいいモノがあると思う」と素質を高く評価する。

 新馬戦はスローの逃げからメンバー最速の上がり3F34秒8を駆使してV。指揮官は「スタートを上手に決めて、リズム重視で運んだ。最後は馬場のいいところからしっかり脚を伸ばしてくれました」と内容を高く評価した。舞台は阪神から中京に替わるが「今の荒れた中京の馬場もプラスになりそう」と歓迎する。デビュー2連勝でのきさらぎ賞制覇なら18年サトノフェイバー以来。名手に導かれ、クラシック戦線の主役に躍り出るか。

おすすめテーマ

2022年02月03日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム