【ダイヤモンドS】テーオーロイヤル 破竹の4連勝で重賞初V!長距離界に新星誕生

2022年02月20日 05:30

競馬

【ダイヤモンドS】テーオーロイヤル 破竹の4連勝で重賞初V!長距離界に新星誕生
ダイヤモンドSを制したテーオーロイヤル(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 東京の名物長距離ハンデG3「第72回ダイヤモンドS」が19日、東京競馬場で行われた。好位を進んだ2番人気の4歳馬テーオーロイヤルが早め先頭から抜け出して楽勝。昨秋10月の1勝クラスから破竹の4連勝で重賞初Vを飾り、古馬長距離界に新星が誕生した。
 強い4歳からまた1頭、新星が誕生した。テーオーロイヤルの菱田は馬を信じて正攻法で立ち回った。飛ばすグレンガリーに惑わされることなく4番手を悠々と追走。2周目4コーナーから動き、残り300メートルでは早々と先頭に躍り出た。2着ランフォザローゼスには2馬身半差。0秒1差でダービー切符を逃した昨年5月青葉賞(4着)以来の東京コースで成長を示した。

 昨年4月の未勝利戦Vからコンビを組む11年目の菱田の笑顔がはじけた。自身のJRA重賞5勝目は師匠・岡田師の管理馬での重賞初V。「めっちゃ、うれしいです。本当に長い間所属させてもらって感謝の気持ちしかないです。まだ恩返しにはならないと思うけど、自分の中では一つ果たせたと思います」

 手応えは感じていた。昨年秋の菊花賞は無念の除外。同週に行われた兵庫特別を勝ち、前走・尼崎Sで3連勝。その勢いをぶつけた。「一番強いと思っていました。人気になってプレッシャーも感じていたが、その中でも勝つことができて良かった。掛かることがないのが強み。距離が延びてどうかなと思っていたけど、いい形で直線に向いて、これなら勝てると思いました」

 昨年の年度代表馬エフフォーリアを筆頭にタレントぞろいの4歳勢から、またG1候補が誕生した。菱田は「青葉賞の頃と比べ、変わったのは背がちょっと伸びたくらい。ただ、人間が思っている以上に成長してくれているのだと思う。ポテンシャルの高い馬。この子に負けないように僕も成長したい」。今後の進路は決まっていないが、天皇賞・春(5月1日、阪神)に出ても間違いなく金メダル争いに加わる逸材。新星テーオーロイヤルには輝かしい未来が待っている。

 ◆テーオーロイヤル 父リオンディーズ 母メイショウオウヒ(母の父マンハッタンカフェ)18年3月6日生まれ 牡4歳 栗東・岡田厩舎所属 馬主・小笹公也氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績9戦5勝 総獲得賞金1億52万2000円 馬名の由来は冠名+王にふさわしい。

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