【皐月賞】緩急+スタミナのドウデュース!逃げ候補外枠でハイペース
2022年04月16日 05:30
競馬
経験豊富な騎手が騎乗するだけに無理な競り合いは考えづらい。ただ、ペースが流れることは確かだ。前半ある程度、ポジションを取れるスピードを兼備した馬が優位に立つ。最優秀2歳牡馬ドウデュースの速力が生きてくる。
初マイル起用となった2走前の朝日杯FSは前半3F34秒3の締まった流れ。スムーズに折り合い、4角7番手から上がり最速の3F34秒5で大外から差し切った。あのレースで多頭数(15頭立て)の競馬をクリア。センスの良さを証明する一戦となった。
前走・弥生賞は2F目からのラップが11秒6→11秒9と上がり、その後も12秒台前半のタイムが刻まれた。一見、スローに映るが、よどみないペース。3コーナーすぎで不利は受けたものの、好位5番手から差し脚を伸ばした。2着に敗れたが、距離延長に難なく対応。緩急自在に好位置が取れ、2000メートルをこなせるスタミナを兼ね備えている。今年の皐月賞に向けた主要ステップレースは軒並み、スローの上がり勝負が続いた。マイルの激流に耐え、中距離のやや緩い展開でも折り合えるドウデュースの完成度の高さは間違いなくアドバンテージになる。群雄割拠の牡馬クラシック第1ラウンド。勝つのはこの馬だ。