【プロキオンS】ゲンパチルシファー 6歳夏の重賞初制覇、川田好判断で押し切る
2022年07月11日 05:25
競馬
勝った瞬間、歓喜の声を上げた佐々木師は川田のさばきを絶賛する。
「1コーナーの入りから素晴らしい。さすが川田君と言うしかない。ズブい面がある馬だけど最後まで持たせてくれた。(馬と)フィーリングが合うんだろう」
今後に関しては「ノープラン」と指揮官は笑う。タップダンスシチーやアーネストリー、キズナなどのG1制覇を含むJRA重賞通算50勝を「よくここまで勝ってこられた」と振り返ったが「記録なんかどうでもいい。今は馬を勝たせたいと思うだけ」と淡々と話す。名手と名伯楽。2人の思いが初タイトルという形で結実した。
◆ゲンパチルシファー 父トゥザグローリー 母ラブリイステラ(母の父クロフネ)16年3月30日生まれ 牡6歳 栗東・佐々木厩舎所属 馬主・平野武志氏 生産者・北海道浦河町のカナイシスタッド 戦績29戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億5953万円。馬名の由来は冠名+明けの明星(ラテン語)。
【プロキオンSアラカルト】
☆川田 プロキオンSは14回目の騎乗で初勝利。JRA重賞はNHKマイルC(ダノンスコーピオン)に続き、今年6勝目で通算114勝目。
☆佐々木師 プロキオンSは2頭目の出走で初勝利。JRA重賞は昨年のマーメイドS(シャムロックヒル)以来で通算50勝目。JRA重賞通算50勝は史上29人目で現役10人目。
☆血統 トゥザグローリー産駒は初出走で初勝利。JRA重賞は昨年の東京新聞杯(カラテ)以来、通算2勝目。